#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー
自分の想像を形にして社会へ。まちづくりを担う建築職の仕事
プロフィール
小野 千紘
所属別府土木事務所
現職建築
県入庁年月日令和3年4月
#わたしが公務員になった理由
仕事の幅とスケールが魅力
県外の大学に進学した小野さん。建築という分野、大分県職員を選んだ理由を聞いてみました。
小野さん:小さい頃からものづくりの仕事に興味があり、街並みや景観を観るのが好きだったため、自分が想像したものを形にして社会に残すことができる建築という仕事を選びました。
県外の大学に進学しましたが、就職は生まれ育った大分県内でしたいと考えており、携われる業務の範囲が広い公務員の中でも、大分県庁であれば県全体の施策、立案に関わることができることから、やりがいがあるのではないかと思い選びました。
幅広い業務をこなし経験を積む日々
現在、別府土木事務所で働く小野さんに、仕事内容について聞いてみました。
小野さん:現在は主に、別府市内などで県が所有する公共施設の改修工事の設計や工事監理、県民や事業者の方からの法令に関する相談の対応などを担当しています。
管内にはビーコンプラザ、るるパーク(農業文化公園)、県営住宅、県立学校などの県が所有する公共施設があり、保全調査をもとに適切な維持管理を行っています。
窓口や電話で受ける相談内容は、「この場所にこんな建物を建てたいんだけど大丈夫かな?」といったことや「計画している建物が法律に違反していないだろうか?」といったことなど、一言で建築といっても様々です。その都度、マーカーや付箋を使って関係法令の理解を深め、分からない部分があれば上司に相談した上で回答するなど、大変な部分もありますが毎日とても勉強になっています。相談していただいた方々への回答は、「迅速に」「丁寧に」「わかりやすく」を常に心がけて行っています。
誰かの力になれたときにやりがいを実感
法律等の相談などにも幅広く対応している小野さん。仕事のやりがいやモチベーションについて聞いてみました。
小野さん:県民や事業者の方からの相談に応じて助言を行い、それが解決に繋がったときは、相手の方から「ありがとう」や「助かったよ」と声をかけていただくことがあります。そういったときはとても嬉しいし、力になれて良かったと思います。
しかし事業者の方とのやりとりは、大学で学んだことよりも専門的で細かな内容になることが多く、未だに戸惑うことも多いです。まだまだ勉強不足だなと感じることも多々ありますが、上司や先輩職員のフォローもあって何とかこなせています。日々学んでいる内容が業務で生かせたときなども、自分がレベルアップできていると感じて嬉しくなります。
現場に足を運び、よりよい工事を
採用される前のイメージと実際の仕事には、良い意味で少しギャップがあったようです。
小野さん:採用前は、行政的な手続きや定型的な仕事がもっと多いのかなというイメージもありました。もちろんそういった仕事もありますが、実際は思っていたよりも外に出る機会が多く、現場確認や打ち合わせを重ねて、よりよい工事となるよう柔軟に対応していかなければならない場面が多いことが意外でした。現場で学べることも多く、とても勉強になっています。
プライベートの充実
プライベートの面で、公務員で良かったと感じることを聞いてみました。
小野さん:土日祝日に休めるほか、各種休暇制度等も充実しているので家族や友人とプライベートの予定を合わせやすいです。
また、建築職では県内各所にある土木事務所等の地方機関に勤務することもあるため、温泉や食べ物など、それぞれの土地の良さを満喫できることも魅力の一つだと思います。
休日の過ごし方についても聞いてみました。
小野さん:休みの日は、職場の人や友人たちとスポーツをしたり、実家でゆっくりしたり、職場が別府なので温泉に入ったりと、リフレッシュする時間を大切にしています。
毎週しっかり気持ちをリセットして、仕事とメリハリをつけることを意識しています。
将来の夢・展望・これからやりたいこと
これからどのような仕事をしてみたいか聞いてみました。
小野さん:建築の職員として、県民の方々の生活が豊かになるよう、安心して暮らせるまちづくりと、いきいきと活動できる、使いやすい公共施設の整備に貢献したいです。建築職としての専門性を高めることはもちろんですが、自分が想像したものを形にして社会に残せることが建築の醍醐味だと思うので、機会があれば県立美術館のような大規模な公共施設などにも携わってみたいと思います。