#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー
食中毒ゼロを目指して。食品衛生指導を最前線で担う薬剤師のワークスタイル
プロフィール
髙橋 尚敬
所属中部保健所由布保健部
現職薬剤師
県入庁年月日平成23年4月
#わたしが公務員になった理由
許可や指導に関する業務
大分県庁で、いわゆる公務員薬剤師として採用されると、本庁、保健所、衛生環境研究センターや県立病院に配属され、本庁、保健所や衛生環境研究センターでは、医薬品や食品の製造業者及び生活衛生営業施設の監視業務や指導をはじめ、食中毒対策、試験研究機関における検査・研究、さらに有害物質等を扱う工場・事業場への監視指導の他、公衆衛生に関する企画立案、普及啓発等、県立病院では、調剤や服薬指導、医薬品情報の管理などの業務を行うなど、その資格や専門知識を活かして、幅広く県民の健康で安全な暮らしを守るための業務に携わるとお聞きしました。
幅広い分野に薬剤師として携わることができるということですが、現在の高橋さんの具体的な業務を教えてください。
高橋さん:保健所で食品営業許可や食品衛生指導に関する業務を行っています。飲食店や、食品の製造業・販売業、キッチンカーやお祭りのテント営業などは営業許可が必要です。お店や工場の設計段階から相談を受け、お店が完成したら、申請を受け付け、最終的に現地の立入調査を行い、問題なければ許可を出しています。
また、許可を出したお店は定期的に食品衛生に関する研修を受けなければならないのですが、その研修の講師となって話をしたりもしています。
衛生状態の改善につながる
食の面から、県民の方々の安全・安心な暮らしを支える大切なお仕事のようですが、やりがいや魅力について教えてください。
高橋さん:新しいお店や、流行りのお店にいけるということもありますが、お店の内側から見て改善が必要なところを指導したり、相談を受け、より衛生的な管理が行えるようアドバイスを行って、そのお店の衛生状態の改善につながるとやりがいを感じます。
自分に合った分野を見つけることができると考えた
民間の調剤薬局やドラッグストア等も就職先としてあったかと思いますが、高橋さんが、中でも県を志望した理由を教えてください。
高橋さん:県職員の薬剤師は、食品衛生、環境衛生、それに係る検査業務、薬事、病院薬剤師など様々な仕事を行うことができます。その中で自分に合った分野を見つけることができると考え志望しました。
育児に励み、貴重な時間を過ごす
様々な仕事ができることが高橋さんにとって魅力だったようですが、その仕事と私生活の両立については実際どうされているか、教えてください。
高橋さん:昨年(取材当時)は次男が生まれ育児休暇を取りました。
妻と一緒に育児に励み、貴重な時間を過ごすことができました。福利厚生が充実しているところも県職員の魅力だと思います。
安全安心な生活のために
今後、大分県をどのようにしていきたいか教えてください。
高橋さん:県職員に限らず、薬剤師の活躍の場を広げることで、県民の方がより安全安心な生活ができる環境になると思います。私もその一助になれたらと思います。