#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー

自然環境を守る使命と楽団で奏でる癒しの時間。化学職として挑む大分県職員の充実したライフスタイル。
プロフィール

伊藤 真
所属東部保健所
現職化学
県入庁年月日令和5年4月
#わたしが公務員になった理由
大分県の自然環境を守りたい
大学で生物学を専攻していた伊藤さん。県職員を志したきっかけについて伺いました。
伊藤さん:大学の研究活動を通じて大分県の自然の豊かさと美しさを改めて実感しました。特に、サンショウウオの生態調査では、大分市佐賀関地区や佐伯市、臼杵市といった地域に足を運び、田んぼや側溝で産卵期の個体や卵を探すフィールドワークを行いました。その過程で、自然の美しさだけでなく、廃棄物の不法投棄や土壌汚染といった環境問題も目の当たりにし、「大分県の自然環境を守りたい」という強い思いが芽生えました。この経験が、県職員として環境保全に携わることを志した大きなきっかけです。
大学での研究をきっかけに県職員を目指す決意をした伊藤さん。現在の仕事について伺いました。
伊藤さん:現在は東部保健所の衛生課に所属し、産業廃棄物に関する許認可の受付・審査や、浄化槽に関わる届出の受付といったデスクワークを中心に業務を行っています。それに加え、産業廃棄物処理施設の立ち入り調査や旅館・公衆浴場・美容所といった営業施設の検査、工場排水や海水浴場の水質検査も担当しています。例えば、産業廃棄物の処理施設への立ち入りでは、許可申請に対して、申請内容と施設の構造が合致しているか、基準に合っているかなどの審査を行なっています。さらに、特定建築物に該当する店舗やホテルなどの大規模な施設への立入検査を行い、届出の内容と相違ないか、法律に基づいた維持管理ができているかどうかをチェックする仕事もあります。
県職員として働くうえでメリットと感じることについても聞きました。
伊藤さん:一番は福利厚生の充実です。特に、有給休暇を1時間単位で取得できる点は大きな魅力です。例えば、夕方から映画を観に行くために1時間だけ休むといった使い方も可能で、理由を問われることはありません。こうした制度のおかげで、仕事とプライベートのバランスが取りやすく、日々の生活にゆとりを感じています。

しっかり整備された相談しやすい環境
仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか。
伊藤さん:化学職の業務は、事業者や一般県民に対して指導する立場となる業務が多くあり、前例のない相談や新しい事例に対応する際にやりがいを感じます。法律や条例に基づいて調査し、上司と相談を重ねながら適切な指導を行う過程で、自らの知識と判断力が試されます。例えば、民泊施設の新規開業にあたり、制定されて間もない法律に基づいて建物の構造や非常用照明の設置基準を指導し、事業者の理解と協力を得て無事に施設をオープンへと導くことができた時は、大きな達成感を得ることができました。ただ、指導する立場のため、言葉遣いや応答には十分気をつけるようにしています。
これまでの業務の中で最も印象に残っているのは、研修のような形で同行した県外の産業廃棄物処理業者への立入調査です。この調査は、県外業者が大分県に廃棄物を持ち込む際に必要な事前協議の一環として実施されるもので、普段触れることのない他県の業界事情や現場の実態を知る貴重な機会となり、日常業務においても大いに役立っています。
仕事内容で自慢できることはありますか?
伊藤さん:自慢できることとしては、私が担当し、県が許認可を出した施設が無事に営業を開始できたときです。例えば、大規模な宿泊施設や温泉施設などですね。
現在の仕事にとてもやりがいを感じているという伊藤さん。入庁前後で感じたギャップについて伺いました。
伊藤さん:県職員になる前は、デスクワーク中心で堅苦しい雰囲気の職場を想像していました。しかし、実際に働いてみると、陽気で親しみやすい先輩が多く、相談しやすい環境が整っています。仕事もデスクワークに限らず、現場での検査や指導といった業務も多く、想像以上に多彩で充実した日々を送っています。業務の内容や時期によっては、デスクワークと現場の割合が半々になることもあり、さまざまな経験が積めることが大きな魅力です。
相談しやすい環境が整っている職場とのことですが、仕事を辞めたいと思ったことはあるのでしょうか。
伊藤さん:まだ2年目ということもあり、辞めたいと思ったことはありません。時には厳しい指摘を受けることもありますが、それが成長の糧となっています。

スキル・知識をアップデートしていきたい
休みの日の過ごし方や、これからについて伺いました。
伊藤さん:休日には、趣味のサックス演奏や映画鑑賞、プラモデル制作を楽しんでいます。特にサックスは中学・高校時代から続けており、現在は大分県庁職員吹奏楽団に所属して演奏活動を続けています。普段は2週間に一度土曜の夜、イベント前は毎週練習に励み、幅広い年齢層のメンバーとともに音楽を楽しんでいます。

これからのことですが、化学職は保健所だけでなく本庁や衛生環境研究センターなど、さまざまな部署で働きます。多岐にわたる業務を通じ、たくさんの経験を積んでいきたいと考えています。環境問題は日々変化し、新しいルールも次々と導入されます。それに対応するため、常に知識とスキルをアップデートし、柔軟に対応できる力を養っていきたいです。
