#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー

佐竹 幸栄

好きを仕事に。研究で大分の企業を支える研究職としての働き方

プロフィール

佐竹 幸栄

佐竹 幸栄

所属産業科学技術センター  

現職研究員

県入庁年月日令和2年4月

#わたしが公務員になった理由

大人になっても研究を

県外の大学院で研究に明け暮れていたという佐竹さん。大分県庁の研究員としての道を選んだ理由を聞いてみました。

佐竹さん:将来は研究を仕事にしたいと考えていましたが、研究の仕事というと大学教授や研究所の研究員といったイメージがあり、それは自分には向いていないように思えたので、一般企業への就職を考えていました。そんな時、進路の相談に乗ってくれていた私のゼミの教授から、大分県庁が研究職の募集をしていることを教えてもらいました。県庁で研究職という職種があることも知らなかったですが、諦めかけていた研究を仕事にする、という夢を叶えるためにも試験を受験しました。

研究に向き合える職場

念願の研究に関する仕事に就職した佐竹さん。現在の仕事内容を聞いてみました。

佐竹さん:私が働いている産業科学技術センターは、こういう物をつくりたい、こういうことはできないか、など企業からの相談があって、それを解決するために機器の貸付、技術相談、依頼試験、研究開発などを行っています。
企業からの依頼だけではなく、自分で研究テーマを設定のうえ、期待される成果をプレゼンしてそれが認められば事業化できる仕組みもあり、主体的な研究もできる環境です。
そのような環境で、私は電磁力担当の研究員として勤務しています。電磁力を利用した機器は扇風機や車のモーターなど身近に溢れていますが、同時にまだ解明されていないことも多々あります。解明されていない分野を研究するのはとても面白いです。特に電磁力を専門に扱う機関は全国でもそう多くなく、大分県内でも産業科学技術センターだけなので、最先端の知識に触れることもできます。

電磁力の測定を行う

今まで1番印象に残っている仕事

学生時代に学んでいた専門分野ではないものの、新たな分野の研究ができて毎日が充実しているという佐竹さん。1番印象に残っている仕事を聞いてみました。

佐竹さん:入庁して2年目に行った企業との研究が1番印象に残っています。学生時代とは違い、研究の成果がその企業の技術開発等に直接影響するので、責任感を持って研究に取り組みました。一つ一つの実験の意味を考え、最終的に得たい成果が得られるように逆算して研究を進めるなど、研究の効率化について学ぶこともできましたし、研究者として非常によい経験になりました。

研究発表に向けて、自由にスケジュールを組み立てられる

日々の仕事のスケジュールはどうなっているのでしょうか。

佐竹さん:基本的には、研究成果の発表に向けて自分でスケジュールを組んで研究しています。発表前に内容を上司に見せてアドバイスをもらうため、そのスケジュールに気をつけながら、後は基本的に自由に決めています。産業科学技術センターでは、部署によって余っている部屋があれば、研究用の部屋として使用できる場合があるので、集中して研究することができます。

佐竹さんの研究室の様子

休みの日は仕事を忘れてのんびりと

休日はどのように過ごしているのでしょうか。

佐竹さん:休日は仕事を忘れてリフレッシュするように心掛けています。職場の上司や同僚とバトミントンをしたり、家で筋トレをしたりして汗をかいています。他にも漫画を読んでのんびりと過ごしていますね。

研究者として自立し、企業支援に取り組んでいきたい

公私ともに前向きに取り組む佐竹さん。今後県職員として取り組みたいことを聞いてみました。

佐竹さん:今は上司や同僚に助けられて仕事をしていますし、まだ1人で企業支援に携わった経験がありません。将来的には研究者として自立し、企業の方が抱える問題に責任を持って取り組めるような人材になりたいです。

MESSAGE 大分県職員をご検討の方へ

佐竹さん:研究をしたいという方であれば、比較的自由にスケジュールも組めますし、企業からの依頼はもちろん自分発信でも研究ができるので、未開拓の分野を切り開いていきたいなどの野心のある方はオススメです。 興味のある方は是非試験を受けてみてください。

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