#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー

三代 樹奈

名前との縁で決めた林業の道。公務員にはならないと考えていた私が選んだワークスタイル。

プロフィール

三代 樹奈

三代 樹奈

所属林務管理課

現職林業

県入庁年月日平成30年4月

#わたしが公務員になった理由

名前に縁のある林業を選んだ

大分県の高校卒業後、鹿児島県の大学で林業について学んだという三代さんに、大分県職員として働くことを決めた理由について伺いました。
 
三代さん:将来目標とする職があったわけではなく、大学を決める際には「樹奈(じゅな)」という名前に縁のある森林に関して学ぼうと考え、大学の農学部に進学しました。
 
農学部は理系の勉強が主ですが、文系の分野も勉強できますし、林業に関しては経済から木材の物理的な分野まで幅広く学べます。大学生活を送る中で、公務員になることは考えていなかったのですが、林業職というと現場作業員の募集が多く、力仕事が多い印象があったので、私とっては難しいと感じていました。
 
その点県職員は、安定した収入はもちろん、林業職内でも幅広い選択肢があり、大学で学んだことを一番仕事として活かせる事が魅力的でした。大分県に帰りたいとの想いもありましたし、鹿児島県で過ごしてみて色々な場所があって楽しいけど、ずっと住むのではなくたまに遊びに行く程度で良いと感じました。

仕事中の三代さん

入庁5年目となる三代さんに県職員として勤めるメリットや、入庁前後に感じたギャップについて伺ってみました。
 
三代さん:業務がうまくこなせなかった時に仕事に行くのが辛いと感じることもありましたが、県職員は異動が多いこともあり、様々な業務に携わる機会があります。自分に今の業務が向いていないと思っても、転職せずに新たな赴任地でまた違った業務に関わることが出来ます。業務が変わることで、その新しい場所で良い出会いもたくさんあり、色々な考え方を知ることができるのも県職員のメリットだと感じます。収入面においては、一人暮らしだと難しい部分もあるかもしれませんが、実家暮らしなので充分に貯金ができます。土日は必ずお休みですし、大学時代の友人も他県の県職員として勤めている人が多いので休みが合うのも良いところです。
 
役所というだけで堅いイメージがありましたが、業務外でも楽しいと思うことが多くて、とても親しみやすい職場であることには物凄くギャップを感じました。
 
林道事業の多くは国から補助金をいただいて行うものが主なため、東京都にある林野庁に行き、国に対して予算関係のヒアリングを受けたりすることがあります。県内での業務が主と思っていましたが、県外出張等も年に数回あり、様々な経験をさせていただいています。

打ち合わせをする三代さん

働きながら成長できるとやりがいを感じる

現在は主に林道施設災害復旧事業や県内の林道の統計関係の業務を行っているという三代さん。仕事内容はデスクワークや打ち合わせが中心だそうです。
 
三代さん:元々林道は市町村の管理であり、災害時の復旧は各市町村主体で実施されますので、私達は復旧時のアドバイス・災害査定後の予算取りをはじめとした窓口的な役割を担っています。また林道の整備や管理状況はどうかなどの数値的な把握が主な業務です。
 
入庁時は中部振興局に配属され治山ダムと呼ばれる防災用の施設を作ったのですが、
施設が完成した際には、実際に目で見て達成感を味わうことができ、やりがいを感じました。砂防ダムに似たような施設なのですが、渓流部に設置することで森林の崩壊を防ぐ役割を果たしています。
 
また、林業職で入庁したものの林道整備をはじめとした森林土木事業、土木技術者に寄った仕事なども行っており最初は全く分からなかったのですが、他の人の話を聞き現場に行くことで知識を付け、今では話し合いの場でも自分から発言できるようになりました。
 
幅広い業務を行っている三代さんですが、今までで一番印象に残っていることについて伺いました。
 
三代さん:印象に残っているのは今の部署に異動してすぐに、1年かけて行った設計書作成要領の改正作業です。国の規定の変更に合わせたり、県独自の規定も上手く掴みながら改正していくのが大変苦労しました。これまでの経緯の把握はもちろん改正点の理解にとても苦労しましたが、その分学びも大きかったためとても印象に残っています。

木材で作られた林務管理課のデスク

若手が多いのでイメージしやすい

親しみやすい職場で働けていると話してくれた三代さんですが、仕事を辞めたいと考えたことはあるのでしょうか。
 
三代さん:ある程度業務をこなせるようになってきた頃、いくつかの仕事を上手くこなせないと感じたことがありました。入庁して1年目の時に2〜3年目の先輩達を見ながら働いてきたので「自分もこうなっていくんだ」というイメージはついていたものの、実際自分がその立場になった時に思っていたように働けず、責任感から自分にはできない仕事だと感じてしまった時に辞めるべきだと考えたことがありました。その時は先輩や同僚が気にかけてくれ話を聞いてもらえたので耐え抜く事ができました。
 
休日の過ごし方や将来の夢、これからやりたいことなどについて伺いました。
 
三代さん:県庁のバレー部に所属しているので、バレーをしたりショッピングに行ったりしています。県庁には他にもサッカー部・野球部・吹奏楽部などがあり、他部署の人とも触れ合うきっかけになるので楽しいです。
 
今は特に不安は無くてこうしたいというものも無いので、将来など長い目で見て言えることはありませんが、とにかく毎日楽しく笑顔で過ごしたいと思っています。

MESSAGE 大分県職員をご検討の方へ

私自身「公務員にはならない」と思っていましたが、結果的に公務員となって自分が積んできたキャリアを見返した時に良い職場で働けていると感じているので、選択肢の一つとして大分県職員を考えてみてほしいです。

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