#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー
学校現場の裏方から先生や子どもを支える仕事。教育事務職員のワークスタイル
プロフィール
中畑 竜次
所属中津教育事務所
現職教育事務
県入庁年月日平成30年4月
#わたしが公務員になった理由
かつては一般行政職員を志していた
現在、中津市にある中津教育事務所で教育事務職員として働く中畑さん。教育事務という職種を志した理由を聞いてみました。
中畑さん:学生時代は地方自治を専門に学んでいました。卒業後は県・市を問わず一般行政職員を目指していましたが、最初の年は県立学校で非常勤職員として勤務しました。直接生徒と触れ合う仕事ではないものの、教育を通して生徒たちの人生に関わる仕事の魅力を感じました。県立学校で勤務するまでそのような感情はなかったのですが、裏方から先生、生徒を支えていきたい、と強く思うようになったため、一般行政職ではなく教育事務職を受験しました。
先生が学校での教育に専念できるように
県立学校で勤務した経験がきっかけで、教育事務を志した中畑さん。現在の仕事を聞いてみました。
中畑さん:現在は学校で勤務しているわけではなく、中津市・豊後高田市・宇佐市の小中学校の支援機関である中津教育事務所に勤務しているので、生徒との交流はありません。学校ごとの教職員定数の算定などを行っています。近年、全国的に教職員を志す方が減少しており、大分県も例外ではありません。教職員定数が確保できない中で、学校ごとに必要な教職員数を正確に把握し、配置するコントロール役を担っています。必要な教職員の配置ができなければ、その分、学校現場の負担増加につながり、児童生徒の教育に影響を与える可能性があります。
そういった事態を防ぐために、実際に小中学校を管理する市教育委員会と密に連絡を取り合って現状を把握しながら業務を進めています。どうしても教職員が足りない場合は、臨時的任用職員を雇用します。欠員が生じている学校の教職員をなんとか確保できた時はほっと一安心しますね。先生方が学校での教育に専念できるよう日々業務を行っています。
恩師との再会も教育事務ならでは
管内の小中学校全体を見渡し、教職員の人材配置などを行う中畑さん。今までで1番印象に残っていることも聞いてみました。
中畑さん:定年退職された先生を臨時講師として採用する際、偶然、小学校時代の担任の先生に仕事で再会したことですね。私は中津市内の小・中学校に通っていたので、20数年ぶりに再会することになり、当時の思い出を懐かしく語りました。今になって、少しは先生方の気持ちもわかるようになったので、あのときは生意気言ってすいませんでした、みたいに謝ることもあります(笑)こういった経験は教育事務ならではだと思います。
仕事とプライベートの切り替えもしっかりと
学校現場の充実のために日々奮闘している中畑さん。忙しそうですが、休日はしっかり取れるのでしょうか。
中畑さん:土日祝日はしっかり休めています。平日も上司や同僚と声を掛け合って残業を減らそうとする雰囲気がありますね。実際にあまり残業もありません。勤務時間内で、集中して仕事に取り組むようにしています。その分、休日はON、OFFしっかり切り替えて趣味のキャンプなどをして楽しんでいます。ただ、最近は寒くてキャンプに行けていないので、動画サイトでキャンプ動画を見て過ごしています。早く暖かくなって欲しいです(笑)
将来は、子どもたちが毎日楽しいと思える教育環境をつくりたい
公私ともに前向きな中畑さん。今後の夢を聞いてみました。
中畑さん:今のように先生方を対象にする仕事や、学校に勤務して子どもたちを対象にする仕事など、教育現場の最前線で知識と経験を積んで、子どもたちが学校に毎日楽しく通えるような教育環境を作りたいです。環境を変えることこそ、教育事務の醍醐味だと思うので、いつの日か子どもたちに胸を張れるように頑張りたいです。