#わたしが公務員に
なった理由
先輩インタビュー

安養寺 真子

食のエキスパートとして県民の健康を守り支えるやりがいある仕事。管理栄養士のワークスタイル

プロフィール

安養寺 真子

安養寺 真子

所属健康づくり支援課

現職管理栄養士

県入庁年月日平成26年6月

#わたしが公務員になった理由

県民の健康を守るお手伝いをすること

大学を卒業後、管理栄養士として県庁に入庁した安養寺さん。就職先を選ぶ際は悩まず決めたそうです。

安養寺さん:元々、食べることや料理が好きで、「食事は生きる上で必要なことだから、手に”食”をつけると力になる!」という母の言葉から(笑)、将来は管理栄養士になろうと進学先を選びました。栄養学や食品学だけでなく、公衆衛生、病態栄養、給食経営、栄養教育など幅広く学んでいましたが、ある時、祖父の病気がきっかけで、改めて普段の生活習慣や食事の大切さを学んだとともに、病気になってからの改善はもとより、未然に防ぐための栄養管理にも携わりたいと強く思うようになりました。管理栄養士は民間企業や病院など、様々な就職先もありますが、私は自分が生まれ育った大分県で、祖父も含めた県民の方々の健康を守るお手伝いがしたいと考えたため、大分県庁の管理栄養士を志しました。近年、生活習慣病の発症・重症化予防などが求められる中で、県の管理栄養士は、本庁・保健所・県立病院と、幅広い分野で県民の方々の健康を守るお手伝いができ、多くの方と関わることができるので魅力を感じています。

おいしくて健康になれる食事を

病気を防ぐために、普段から健康な食生活が大事であることを痛感したという安養寺さん。県の管理栄養士として働く今、どのような仕事をしているのか聞いてみました。

安養寺さん:県民の方々が生涯にわたり、健康で活力ある生活をおくることができるように「健康寿命日本一」を県として目標に掲げています。その目標を達成するために、食事の面では上手い工夫で美味い(旨い)減塩を推進する「うま塩プロジェクト」や野菜摂取を推進する「まず野菜、もっと野菜プロジェクト」に取り組み、ホームページやSNS等で情報発信をしています。他にも、県民の方々に参考にしていただくために、塩分は控えめで野菜をたっぷり使ったおいしい料理レシピの作成や、県内各地にある保健所と連携しながら、健康的な食事を提供する「食の健康応援団」の拡大にも取り組んでいます。「食の健康応援団」とは、減塩や野菜摂取等の取組を行っている飲食店を認定して、地域ぐるみで食生活を改善していく機運を高めるために、平成14年から行っています。様々な飲食店に登録していただいており、今後も、さらに多くの飲食店に登録していただけるよう、広報活動も頑張っていきます。

野菜摂取は350g、減塩はマイナス3gを目標に掲げています

全国1位を達成した喜び

仕事をする上でのやりがい、達成感を感じたことについても聞いてみました。

安養寺さん:令和3年度に都道府県別の健康寿命が発表され、大分県の男性が全国1位、女性が全国4位と、飛躍的に順位を伸ばした時は嬉しかったですね。前回調査した平成28年度は男性が全国36位、女性が全国12位だったので、これまで実施してきた小さな積み重ねが県民の方々の健康づくりにつながり、数値に表れたことに達成感を感じました。次回調査の際には、女性も全国1位になれるように、微力ながらも精一杯頑張っていきます。

健康には食事だけでなく、適度な運動も大事

男性・女性ともに健康寿命日本一を目指して働く安養寺さん。健康な食生活の他にも適度な運動も大事と話します。

安養寺さん:健康で過ごすためには食事だけではなく適度な運動も大切です。当課では、健康アプリ「おおいた歩得(あるとっく)」を活用し、日常から意識して歩いてもらえるよう取組を広げています。また、その「おおいた歩得」にR2年度から「うま塩もっと野菜スタンプラリー」の機能も追加しました。健康的な食事を提供している『食の健康応援団』の中で、うま塩(塩分控えめ)・もっと野菜(野菜たっぷり)な食事を提供しているお店の対象メニューを食べると、ポイントがたまります。近年はコロナも重なり運用までには困難も多くありましたが、ユーザーや飲食店からの反響も大きく、嬉しいお声をいただくこともあるため、自然と健康になれる食環境整備の好事例として取組を推進できていると感じています。

うま塩もっと野菜スタンプラリー

自分自身も健康でいられるように

ワークライフバランスについてはいかがでしょうか。

安養寺さん:平日は遅くまで残業をすることもありますが、土日祝日は休みなので、ワークライフバランスのとれた暮らしをしていると思います。休日も、県民の方々の健康を守る立場として、まずは自分の健康を守るためにも「おおいた歩得」を活用して、1日8,000歩以上を目標にウォーキングを行っています。また、歩得ミッションへの参加やスタンプラリー機能を使用し、県内のうま塩もっと野菜メニュー提供店や温泉巡りをしてリフレッシュしています。ただ歩くだけではなく、こういったアプリを活用して目標をつくると、運動も継続できるのでオススメですよ!(笑)

食や栄養の面から県民の生活をサポートしたい

公私ともに前向きに取り組む安養寺さんの今後の目標を聞いてみました。

安養寺さん:「食べることは生きること」と表現されるように、食は生きていく上で欠かせません。初心を忘れずに、県民の方々が日々、安心して幸せな生活をおくれるように、管理栄養士として、食や栄養の面から健康の維持・増進、疾病治療をサポートし、笑顔のあふれる大分県にしたいです。

MESSAGE 大分県職員をご検討の方へ

県の管理栄養士の業務は多岐にわたりますが、県民の方々の健康を守るお手伝いをすることで、多くの人を笑顔にできる魅力的でやりがいのある仕事です。 自信をもっておすすめしますので、ぜひ一緒に働きましょう!

他の職員紹介を見る

インタビューを全て見る

サイト内検索 SEARCH